幸福の色にも例えられるカラーを持つピンクダイヤモンド。世界の生産量の大半を占めるアーガイル鉱山において、その原石が産出される確率は全原石のわずか0.1%。さらに0.5カラット以上のレアストーンの年間産出量は手のひらに収まるほど。希少性、需要が最も高いパープリッシュピンクのカラーは小さじ一杯ほどと云われています。
そのアーガイル鉱山も2020年に閉山。世界中の愛好家やセレブリティにとって垂涎の的として、その希少性と価値はますます高まっています。
アーガイル鉱山と直接取引できるのは実績と優良な経営が認められた世界で15社のみ。カシケイはそのうちの1社として公認されています。
さらにカシケイは、年に1回選りすぐりのピンクダイヤモンドが集まる入札会「アーガイル・ピンクダイヤモンドテンダー」にも参加し、至宝とも呼べる一粒を手にしてきました。
2012年、ロンドンのケンジントン宮殿のオランジェリーにて「Out of the Vault-Pink Diamonds and Royalty(貴重な宝石たち~ピンクダイヤモンドと王室)」が開催。エリザベス女王の在位60周年を祝うこの展覧会の一角にはカシケイも逸品を展示。ウイスタリア(藤の花)と名付けられたショルダージュエリーは日本の繊細な美意識とヨーロッパの伝統技法を取り入れた全く新しいジュエリーとしてイギリス公共放送であるBBCにも取り上げられ話題を呼びました。